災害は忘れたころにやってくる

強風と高潮の怖さを知った2018年台風21号

8月28日午前9時、南鳥島近海で発生した台風21号は、「非常に強い」勢力を保ったまま、徳島県南部に上陸、午後2時頃には「非常に強い」勢力を保ったまま、兵庫県神戸市付近に再上陸しました。「非常に強い」勢力で上陸するのは25年ぶりだったそうです。

記録的な高潮

台風の接近に伴い、沿岸部では急激に潮位が上昇し、記録的な高潮となった所がありました。高潮発生の原因は主に以下の2つが原因です。

気圧低下による海面の吸い上げ

台風や低気圧の中心気圧は周辺より低いため、周囲の空気は海面をおしつけ、中心付近の空気が海面を吸い上げるように作用する結果、海面が上昇します。
気圧が1ヘクトパスカル(hPa)低くなると、海面は約1センチメートル上昇します。

大阪では1961年(昭和36年)の第2室戸台風の時に観測した過去の最高潮位を瞬間的に上回る値(329cm)を観測、関西国際空港では滑走路や駐機場が広い範囲で浸水するなどの被害や連絡橋にタンカーがぶつかるなどの被害がでました。その他、神戸で最高潮位233cm、和歌山県御坊で最高潮位316cmを観測しました。

高潮被害その1
国内線7日から再開 復旧の日程案も

高潮被害その2
フェラーリ51台全損 被害十数億円か 神戸・六甲アイランドの正規販売店

風による吹き寄せ

台風に伴う強い風が沖から海岸に向かって吹くと、海水は海岸に吹き寄せられ、海岸付近の海面が異常に上昇します。
水深が浅いほど、風の吹き寄せ作用がよく働き、高潮が発達しやすくなります。

四国や近畿を中心に記録的な暴風となりました。最大瞬間風速は大阪府田尻町(関西国際空港)では58.1m(午後1時38分)を観測(2009年以降の観測で1位の記録)。和歌山県和歌山市では57.4m(午後1時19分)を観測し、1961年9月16日の第2室戸台風の時の値である56.7mを超えて、史上1位の記録を更新しました。大阪市でも47.4m(午後2時3分)を観測。45m以上を観測するのは半世紀ぶりでした。建物の屋根が飛ばされ、トラックが横転、建設現場のクレーンが折れるなど各地に大きな被害がでました。大規模な停電も起きました。9月7日現在大阪市西淀川区の佃付近は未だに停電中です。

高潮発生のメカニズム 国土交通省

大阪市内の河川では淀川が8㎝ほど「計画高水水位」を超えるほどの高潮がありましたが、防潮扉を閉鎖したために高潮による浸水はありませんでした。

台風が去った後の町中はあちこちで木が倒れたり、看板やテントやビルの壁が剥がれたりの被害がありました。

撮影:中津在住吉井さん

他にも自動販売機の転倒も多かったです。

台風が過ぎ去ってから、停電の地域や損害がでた家など被害はそれぞれでした。

そんな福島の地獄谷冥土BARのオーナーさんが撮影した写真が被害が出てもみんなで支えって復興しようという気持ちがよくあらわれていて素敵なので許可をもらって掲載させていただきました。

撮影:地獄谷冥土BARのオーナー

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